大阪府が就職の相談窓口「亡くなるのはウイルスだけでない」

2021.4.1 12:30

知事定例会のフリップより「コロナ禍での就職活動を応援する特別相談窓口の開設」(3月31日・大阪府庁)

(写真4枚)

コロナ禍での緊急雇用対策のひとつとして、大阪府は失業者や仕事を探す人が気軽に相談できる「コロナ禍での就職活動を支援するための特別相談窓口」を4月1日から開設する。

3月31日におこなった定例会見で、「コロナによって経済が疲弊し失業者が増えると、生活が奪われて苦しい状況になる方もいる。命を落としたり・・・、コロナで亡くなるのはウイルスだけではない」と訴えかけた吉村洋文知事。

今回開設されるのは電話とウェブの2つの相談窓口で、1人ひとりの状況に応じて経験豊富な相談員からアドバイスと支援がおこなわれ、就職決定まで継続的にサポートされるという。

吉村知事は、「仕事をするのは生活の基盤。基盤が安定しないと精神的に厳しい状況になったり、貧困や虐待、離婚など、さまざまな社会経済上のデメリットの部分が出てくる。いかに少なくするかをやらなければならない」と今回の取り組みを説明。

仕事を求めている人や失業者に対して、「我々としては何とかひとりでも多くの方を再就職につなげたい。仕事が困難な人を市町村の福祉につなげたりもする。本当にどんなことでも、悩まずにまずは気軽に相談していただきたい」と呼びかけた。

取材・文・写真/岡田由佳子

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