バレー竹下佳江さん、天理高校を訪問

2016.7.15 06:00

竹下佳江さんと天理高校の生徒たち

(写真2枚)

元全日本女子バレーボールの主将で、今年6月に姫路市を拠点に発足した「ヴィクトリーナ姫路」の監督に就任した竹下佳江さんが7月12日、奈良の天理高校を訪問。男女バレーボール部員44名に直接指導をし、熱いエールを送った。

竹下さんといえば現役時代、159cmの小柄ながら類い希なるテクニックで活躍した名セッター。しかし、女子バレー史上初の五輪出場を逃したシドニーオリンピック(2000年)では、その低身長を理由に協会からも戦犯としてあげられ、2002年にはバレーボールから距離を置いた。その後、VリーグのJTマーヴェラスから熱心な誘いをうけ、現役復帰。2003年には全日本に復帰し、W杯で最優秀敢闘賞受賞。翌2004年のアテネオリンピックでは5位入賞を果たし、2006年の世界選手権では日本人初のMVPに輝くなど、日本バレーボール界に名を残す活躍をみせた。

天理高校バレーボール部員に指導する竹下佳江さん
天理高校バレーボール部員に指導する竹下佳江さん

この日の訪問は、大塚製薬のポカリスエットが部活を頑張る高校生を応援するプロジェクトの一環として実現。全生徒と保護者も参加した講演会のほか、男女バレーボール部員44名には直接指導も。竹下さんは「自分と同じように身長が小さい選手が多いチームだが、その分、コミュニケーションをチーム全員で積極的に取り、組織力を上げていくことが大事」と部員たちに語り、「駆け引きを楽しむと、もっとバレーボールが楽しくなる。ひとりひとりの意識を上げてインターハイに向けて取り組んでほしい」とエールを送った。

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