神戸市北区で休日さんぽ

地域のコミュニティスペースも兼ねる古民家カフェの名物は、卵かけご飯の食べ放題！ 地元で馴染みのある三木市のカナダファームの卵は、オレンジ色のコクのある黄身が特徴。「自家製の肉味噌やチーズ、大葉、天かすなどトッピングが豊富で、いろんな食べ方を研究中です！」。来店の際は事前に予約を。

広い土間に5連のかまどや、2部屋合わせて18畳の座敷が設けられている茅葺民家。その構造から江戸時代中期に建てられたといわれ、兵庫県重要文化財にも指定されている。「住宅街に突如現れる日本昔話に出てきそうな家屋は、タイムトリップしたような気持ちになります」

イベント出店やパン教室を経て、自宅の一室を工房兼対面販売のショップに。店主の圖師（ずし）さんが国産小麦をベースに天然酵母で長時間低温発酵させて作るパンは、常時10種類以上。「添加物不使用のパンはアトピー体質の子どもも喜んで食べます。ベーグルはN.Y.で食べたものとよく似た味で夫婦で感動しました」

メリケンパーク、ポーアイしおさい公園に続き、2020年6月に設置。自然からの贈り物をテーマに、神出山田自転車道・つくはら大橋休憩所に登場。ステージ上の細い溝にタイヤをはめれば、愛車との撮影も可。「自転車でしか行けない特別感。天然杉で象られた文字が里山とマッチしています」

起工80周年を迎える、総面積142.6haの広大な植物園。六甲山の地形を活かした園内には約1200種の樹木を中心にアジサイやシャクナゲなどの花々も多数展示され、四季折々の景観を楽しめる。「年間パスポートを購入するほど大好きな場所。自然以外何もない空間を散策するだけで気分が癒やされます」

北区出身の廳（ちょう）シェフが手掛ける人気パティスリーが、箕谷から移転。ショーケースには生ケーキ約12種のほか、ショコラや焼き菓子などもずらり。「生ケーキに使われるタルトやスポンジ生地が、それだけでも食べたくなるほど絶品。一つでさまざまな食感や風味が感じられて、何度でも食べたくなります」

全面ガラス張りのスタイリッシュな建物は、中にも外にもグリーンが施され、西海岸のカフェのよう。自慢は自家焙煎のコーヒーで、オリジナルブレンドだけでも3種類、すべてハンドドリップで淹れてくれる。「ほかにもモーニングやランチメニューも充実しているから、どんな時でも頼りになる一軒です！」

「うれしい、おいしいを農場から食卓へ」をコンセプトに育てる、こだわりの“うれしおとまと”。塩分を含む地下水を使用、ハウス内の環境を緻密にコントロールすることで、味が濃くジューシーに。「道の駅でも大人気のうれしおとまとですが、直売所では市場に出回らない珍しいものも。カリーナというミニトマトが好きです！」。

三宮＆新神戸と谷上を結ぶ北神線は、北区へのアクセスとして欠かせない存在。その北神線が2020年6月1日から市営化され、市営地下鉄北神線として運行開始。同時に三宮～谷上間の料金が改訂され、550円から280円とほぼ半額に。「日本一高い初乗り運賃の私鉄といわれていましたが、今は気軽に利用しています」