ビギナーにぴったり!中之島文楽公演リポート。

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ビギナーにぴったり!中之島文楽公演リポート。

2021年10月1日(金)2日(土)

※この記事は2021年11月5日に掲載された情報です。
取材時から内容が変更している場合がございますのでご了承ください

ユネスコ無形文化遺産である文楽の魅力を
分かりやすく楽しく伝えるイベント『中之島文楽』。
大阪市中央公会堂を舞台に
豪華キャストが集結した。

  • 国の重要文化財に指定されている大阪市中央公会堂。1918年に開館

  • 壮麗な大集会室に太夫と三味線が座る”床”を設置。和洋折衷の雰囲気に

  • 吉田玉助さん(左から3人目)の好きな映画は『ボヘミアン・ラプソディ』

  • 中之島文楽ではお馴染み、竹本織太夫さん(左)と鶴澤藤蔵さんのコンビ

  • 突然実家の勘当が解け身受けも決まる、終盤の急展開

  • 終演後は出演者が勢揃い。客席から自由に撮影できるフォトセッションも!

公演前半の第1部は、落語家の桂吉坊さんが司会を務め、技芸員さんへの質問コーナー。この日は人形遣いの吉田玉男さん、玉助さん、一輔(いちすけ)さんが登壇。「人形遣いがみな無表情なのはなぜ?」「稽古はいつするの?」「好きな映画は?」といった質問が飛び交った。後半の第2部は関西ゆかりの演目を上演。今年は借金を背負い実家から勘当されたイケメン若旦那と人気NO.1遊女の恋を描いた『曲輪文章※』吉田屋の段だった。約40分間のショートストーリーの中に、遊廓の華やかな雰囲気、憎めないダメ男の登場、人情味のある結末…という文楽の魅力が凝縮。第1部で人形遣いのお三方が舞台の見どころを解説していたので、ビギナーでもすっと感情移入ができ、楽しめるポイントが多かったはず。次回開催も乞うご期待!(※ 「文章」は「文」+「章」の1 文字)

文/福山嵩朗 写真/バンリ

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