大阪の専門学生が考案、創意工夫の宮崎県産ランチメニュー

2024.2.27 18:30

「大阪調理製菓専門学校」でおこなわれたレシピコンテストの様子(2月26日・大阪市内)

(写真20枚)

宮崎県産の食材を使用したレシピコンテストが2月26日、「大阪調理製菓専門学校 ecole UMEDA」(大阪市北区)で開催され、同校の調理クラス1年生30人が8チームが参加。学生ならではのユニークなメニューを発表した。

「関西の方にもっと旬の宮崎県産食材を知ってほしい」との思いから、同校と「宮崎県大阪事務所」がタッグを組み、今年で2回目の実施となった同コンテスト。今回のテーマ「新発見! 宮崎を味わう絶品ランチ」に合わせ、学生らは今が旬の「きんかん」「日向夏」、そして「みやざきブランドポーク」のいずれか1つ以上を使ったレシピを考案することに。

8チーム中上位3チームの作品は、「中之島三井ビルディング」の社員食堂で実際に販売されるとあって、学生らはインパクトのある見た目や食べ進める楽しさ、満足度はもちろん、提供時間の短縮や、柑橘の皮を利用するといったフードロスの削減なども考慮していた。

「甘酢酢豚 〜金柑と日向夏のマリネを添えて〜」についてプレゼンする西洋料理1班(2月26日・大阪市内)

学生によるプレゼンのあと、国内外で多数の飲食店を展開する「ソルトコンソーシアム」をはじめ、「JA宮崎経済連大阪営業所」、「日本食糧新聞社」「京阪神エルマガジン社」の記者らによる審査の結果、鶏の代わりにブランドポークのミンチを使い、ナンプラーではなくきんかんで風味を加えるなどオリジナリティを出した「宮崎の恵み 爽やかガパオライス風」が3位に、日向夏と一緒に漬けて柔らかくした豚の角煮を定食で楽しめる満足度の高い「日向夏香る和風角煮」が2位に。

実際に「cuimotte 中之島」で提供される3品。これからブラッシュアップしていくという

そして1位に選ばれたのは、南蛮漬けしたブランドポークに日向夏のジャムを添えた「ポークエスカベッシュ 〜日向夏ジャム添え〜」。女性も食べやすいよう肉を1口サイズにしたり、食の三原色を取り入れて見た目の華やかさを表現したりと、さまざまな面で考えられていたことが印象的だった。

考案した西洋料理2班の学生は、「選ばれるとは思わなかったので、泣きそうなくらいうれしいです!」と喜びを爆発。「宮崎県大阪事務所」の海野由憲所長は、「発想力にあふれていて、素晴らしい料理ばかり。金柑、日向夏、ブランドポークを丁寧に調理していただき、素材の良さが発揮されていた。みなさんの料理に対する愛情が伝わりました」とコメントした。

これら3品は3月7日から15日の期間限定で、中之島三井ビルディング4階の「cuimotte 中之島」にて販売される。一般利用も可能。営業時間は昼11時から夜7時半まで(土日休み)。

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