カムカムエヴリバディ第3週振りかえり・1942ー1943

2021.11.19 08:15

再会した稔を見つめる安子(上白石萌音)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。11月20日は「1942ー1943」と題した第2週(11月15日〜19日放送)を振りかえる。

太平洋戦争が激しさを増していく1942年(昭和17年)、ラジオからは日本軍の勇ましい戦果が連日伝えられていた。市民は規制によって衣料品も自由に買えなくなっていく一方で、岡山で名を馳せる衣料品会社「雉真繊維」では軍服や国民服の需要拡大に伴って工場の拡大を検討していた。

戦争による日常の変化に戸惑いながらも、ヒロイン・安子(上白石萌音)は思いを寄せる稔(松村北斗)との文通を続けていた。大阪の商科大学に通う稔から「春休みに岡山へ帰省する予定だ」という便りが届き、安子は久しぶりの再会を心待ちに稔の帰りを待つのだった。

3月、東京の大学に進学した弟の勇(村上虹郎)と入れ替わるようにして稔が雉真家へと帰ってくる。そこで稔は「雉真繊維」の社長である父・千吉(段田安則)から工場拡張の計画について聞かされ、資金は「大東亜銀行」が無利子、無担保で用立ててくれる予定だという。しかし条件が「稔が銀行の頭取の娘と結婚すること」だと知った稔は、即座にその縁談を断る。

稔は「僕には心に決めた人がいる」と安子のことを両親に話すが、相手が商店街にある小さな和菓子屋の娘と知った2人は絶句。安子との交際を認めてほしい稔だったが、千吉は「雉真家にとって何も得にならない、頭を冷やせ」と稔を突き放すのだった。

息子・稔にあることを伝える千吉。左から、美都里(YOU)、千吉(段田安則)、稔(松村北斗)(C)NHK

一方で稔からの連絡を待つ安子は、すでに帰省しているはずなのに音沙汰がないことを不思議に思っていた。実家の和菓子屋「たちばな」で親友のきぬ(小野花梨)と一緒に店番をしていると、雉真家の女中から電話で注文が入る。2人で会うための口実だと思った安子はドキドキしながら雉真家を訪れるが、そこに現れたのは稔の母・美都里(YOU)だった。

美都里は安子への敵意を露わにし、安子と稔が知り合った経緯を問いただす。そして美都里は商品は受け取らずに「暮らしの足しにして」とお金を押し付け、安子に「二度と稔に近づかないで」と厳しい言葉を投げつける。呆然とする安子は、帰宅しても何があったのかを家族に打ち明けることはできなかった。

見かねたきぬから事情を聞いた稔は、激しい剣幕で「これはどういうことですか」と美都里に紙幣をたたきつける。怒りで興奮する稔に、千吉は「そこまで言うのなら跡取りの立場を捨てて「たちばな」の婿になれるのか」と覚悟を問う。戸惑いながらも「それしかないと言うんだったら」と答える稔だったが、菓子屋や商いが次々と潰れていく時代にどうやって家族を養っていくのかと千吉に聞かれると、自分の甘さを痛感し何も言いかえすことができないのだった。

夕方、店番をする安子を稔は少し離れていたところから見ていたが、何も言わずにその場を離れようとする。安子の父・金太(甲本雅裕)は稔に気付き、店に招き入れる。稔の葛藤を感じ取った金太は、一時は安子を苦しめることであってもちゃんと話してほしいと頭を下げる。稔は迷った末に「時間はかかるかもしれないけど待っててほしい」と安子に伝えるが、安子は「わかっていたはずなのに夢を見てしまいました」と自分の立場を思って身を引き、その場を立ち去ってしまう。

6月、安子の兄・算太(濱田岳)に召集令状が届く。借金取りに追われて姿を消していた算太だったが、入隊のために岡山に帰ってくる。しかし算太を勘当した金太は頑なに家に入れようとはせず、母・小しず(西田尚美)は涙ながらに精一杯の弁当を作って皆で算太を見送る。店に残っていた菓子職人たちも次々と出征し、材料も手に入らないことから「たちばな」の商いは次第に縮小していった。

神社にて安子と話す勇(村上虹郎)(C)NHK

一方で「雉真繊維」は銀行の融資を受けて工場を拡張し、軍への生産品を手広く納入していた。そこへ帰省した勇は、融資が稔と銀行の頭取の娘との縁談が前提ということを知り、単身大阪の稔のもとへ向かう。安子と兄を思い身を引いた勇は、稔が安子を傷つけたことが許せず稔に殴りかかる。問い詰める勇に、稔は「もうどうだっていい」と涙をこぼした。

1943年(昭和18年)9月、戦況が悪化したため20歳以上の学生も徴兵されることが決定する。それは稔も出征することを意味していた。千吉は息子の出征までに縁談をまとめようとするが、そんな千吉に勇は安子と稔の結婚を認めて欲しい、一度安子に会ってみて欲しいと頭を下げる。

勇に取り合わない千吉だったが、千吉は社長でありながらも父として息子を思う気持ちで揺れ動いていた。その夕方、安子が店番をしていると、たちばなに見慣れない客がやってきて・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が紡がれていく。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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