おちょやん第19週振りかえり・その名も、鶴亀新喜劇や

2021.4.16 08:15

稽古場にて、劇団員と話しをする千代(杉咲花)(C)NHK

(写真5枚)

上方のコメディエンヌの生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。4月17日の放送回では、「その名も、鶴亀新喜劇や」と題して描かれた第19週(4月12日〜16日放送)を振りかえる。

終戦から3年、地方を回りながら公演を続けていた千代(杉咲花)と家庭劇の面々のもとに、鶴亀株式会社の社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)から「道頓堀に戻ってこい」という連絡がくる。道頓堀は再び芝居の街として復興し始めており、鶴蔵は千代たちに新しい劇団を作り、日本一の劇団にするように伝える。

稽古場にて、万太郎(板尾創路)と話しをする千之助(星田英利)(C)NHK

一方、病で声を失ってしまった万太郎(板尾創路)。そのことを知ったかつての相棒・千之助(星田英利)は、万太郎の最後の公演に助っ人として参加することに。千之助は身振り手振りで表現する万太郎の意図をくみ取り、的確にアドリブで返していく。その掛け合いで観客が大いに盛り上がるなか、万太郎は満面の笑みを浮かべたままこの世を去った。

千代と一平の新しい劇団は「鶴亀新喜劇」と名付けられ、「万太郎一座」や歌劇団などから、新しいメンバーが参加。しかし、元「万太郎一座」の須賀廼家万歳(藤山扇治郎)と千兵衛(竹本真之)は敵意むき出しで、初日以来稽古場に顔を出さないという波乱の船出となった。

その夜、ついに寛治が帰還。千代にガラス玉を差し出し、ヨシヲ(倉悠貴)との満州の酒場での出来事を話し始める。日本が戦争に負けることがわかり、ヨシヲから「すぐに満州から逃げろ」と告げられ、無我夢中で日本に帰ってきた寛治。ヨシヲは逃げ遅れた人を庇って命を落としたという。

死んだ仲間の分まで生きて、道頓堀の喜劇でたくさんの人を笑わそうと決意する団員たち。一平も次代を担う人たちの芝居を作ると意気込む。そんななか、千之助は今回の旗上げ公演の主役は自分でなく、千代にすると言い出して・・・。

今週、40年ぶりに一夜限りの復活を果たした須賀廼家兄弟。燃え尽き、真っ白になった万太郎の最期の演出には、「あしたのジョーみたいだった」「チャップリン映画『ライムライト』のような舞台人として最高の最期だ」などSNSではさまざまな感想があがった(万太郎演じる板尾創路は自身のツイッターにて『あしたのジョー』のイラストを添付していた)。

一方、稽古中セリフを忘れ、さらにアドリブで取り繕うこともできず、自身の老いを感じる千之助。演じる星田英利は、15日に公開された自身のブログで「須賀廼家千之助は『役者の前に人間』ではなく、『人間の前に役者』です。(中略)今、千之助が直面しているのは、『引き際』みたいな甘いものなんかじゃなく、『死に際』なんです」と話しており、千之助の幕引きに注目が集まった。

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