おちょやん第18週振りかえり・うちの原点だす

2021.4.9 08:15

天海家・表にて、1人芝居をする千代(杉咲花)(C)NHK

(写真5枚)

上方のコメディエンヌの生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。4月10日の放送回では、「うちの原点だす」と題して描かれた第18週(3月5日〜4月9日放送)を振りかえる。

昭和20年3月13日深夜、大阪の街が大空襲に見舞われた。公演のため京都に来ていた千代(杉咲花)と一平(成田凌)が急いで道頓堀に戻ると、「福富楽器店」は跡形もなくなっており、菊(いしのようこ)と夫の福松(岡嶋秀昭)が亡くなったことが判明する。

道頓堀は壊滅し、「鶴亀家庭劇」の劇団員たちもバラバラになってしまった。千代と一平は、憔悴するみつえ(東野絢香)と息子の一福(歳内王太)と一緒に暮らすことに。

そんなとき、寛治(前田旺志郎)が突然、家庭劇を辞めて満州への慰問団に志願したいと言い出す。千代と一平は強く反対するが、寛治はそれを断固として聞かない。毎月給金を送金することを条件にして、千代は寛治を送り出す。

芝居のできなくなった千代は焼け跡で、衝動的に1人で芝居を始める。しかし、町の人や警察官から、浮かれている場合じゃないと責められ、傷つく千代。その後も千代は夜中に家を抜け出し、焼けた稽古場の前で小声で演じ続ける。それを見つけた一平は、千代のために一緒に芝居を演じてあげるのだった。

家庭劇稽古場・焼け跡にて、千代(杉咲花)と話しをする一平(成田凌)(C)NHK

その後、みつえの夫、福助(井上拓哉)の戦死の知らせが届き、みつえはショックを受け寝込んでしまう。一平も自分を責め、毎日出歩いては酔っ払い、喧嘩してぼろぼろになっていた。

そして昭和20年8月15日、戦争に負けた日本。自分たちの芝居で高揚し、戦争に送り出された兵隊たちは無駄死にだったのか。戦争で最愛のものを失った人々を前に自分たちには何ができるのか、千代は自問自答する。

そんななか、一平の電報で再結集した「鶴亀家庭劇」の面々。「がれきのなかでも芝居はできる」と、道頓堀の復興まで旅一座として日本中を回ることに決める。千代は旅立つ前に、「福富楽器店」があった場所でみつえと福助の結婚のきっかけとなった芝居「マットン婆さん」を公演したいと提案。みつえに笑ってほしい、そんな願いを込めて、千代は舞台に立つのだった・・・。

悲しい別れが多く描かれた今週、辛すぎる状況のなか千代が1人芝居をする姿に視聴者は注目。「私には神聖な義務がほかにあります。私自身に対する義務ですよ」「何よりも第一に私は人間です」と、幼少期に出会い、役者を志す原点となった舞台『人形の家』のセリフを涙ながらに吐き出していく千代。

お茶子だった千代が、『人形の家』の主人公・ノラを演じた百合子(井川遥)の前でたどたどしく暗唱したセリフを、女優として成長し、また戦争を経験した今、まったく違う気迫で再び口にするという伏線に、SNSでは「人形の家がここで!」「セリフの言い回しが前回と全然違う、すごい」と驚く声が上がった。

本作は、「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルとした、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの物語。土曜は、黒衣犬(桂吉弥)が解説するその週の振りかえり。放送は、NHK総合が朝8時から、BSプレミアム・BS4Kが朝7時半から。

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