俳優の力を信頼した朝ドラ、キャラ魅力的に

2019.12.11 16:00

「ええよぉ〜」と深野(イッセー尾形)は、喜美子(戸田恵梨香)に絵付けをやってみてもいいというが・・・。第37回より ©NHK

(写真2枚)

女性陶芸家・川原喜美子の激動の半生を描くNHK連続テレビ小説『スカーレット』。その制作チームから制作統括の内田ゆきさんと、チーフ演出の中島由貴さんによる取材会がおこなわれ、芸達者な俳優たちが集まった現場ならではの雰囲気を語った。

水橋文美江の脚本について、「本当に緻密だけど、段取りセリフが非常に少ない。役者さんにとっては工夫の余地があり、チャレンジしやすいのでは」と内田さん。そのため、「キャスティングしたときのイメージより、もっともっと魅力的になったキャラクターが続出した」と、中島さんは言う。

例えば、喜美子の絵付の師匠・フカ先生こと深野心仙を演じたイッセー尾形については、「『ええよぉ~』は(フカ先生が)京都の人だから、『京都の言葉風に』と(ト書き)はありましたが、それをどういうテンションで言うかは俳優の力。だからあれは、イッセーさんが生み出した言い方と思っていただいてもいい」(中島さん)と明かす。

女中業のスペシャリスト・大久保のぶ子を演じる三林京子 (C)NHK
女中業のスペシャリスト・大久保のぶ子を演じる三林京子 (C)NHK

また、厳しくも温かい先輩女中・大久保のぶ子役の三林京子についても、「初めてお会いしたときから『あ、大久保がいる!』という感じで、何の不安もなかった」(中島さん)と、クランクイン前の段階から、想像以上のハマりぶりだったと振りかえった。

なかでも、ヒロインの戸田恵梨香には、「体を使って芝居をされるので、映像になったとき、さらにパワーがありました」と信頼する2人。戸田が喜美子を演じる力は、「すごく大きい」と口をそろえる。

大阪編で、枕を相手にバックドロップのようになった柔道シーンを振りかえり、「体が柔らかいからあれだけ(きれいな)アーチが作れた。やっぱり戸田さんがやったから、あそこまで思い切りできたのでは」と、改めてその身体性と演技力の高さを称賛した。

取材・文/吉永美和子

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