「心をわしづかみ」とスカーレット劇中歌

2019.11.25 09:00

キーボーディストで作曲家の冬野ユミ。ドラマ『アシガール』などでも音楽を担当した

(写真2枚)

連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)で劇中音楽を担当する音楽家の冬野ユミが、本作のために書き下ろした楽曲について思いを語った。

「もともと私は、すごく変わったアバンギャルドな音楽か、繊細でやさしいナイーブな感じの音楽が得意」と冬野。その一方で、「このドラマは、喜美子が男ばかりの陶芸の世界に入っていくお話ですので、メインテーマなどはこれまでの自分の作品にはない、力強くちょっと土臭いタイプの曲が必要だと思いました」と明かす。

第1回(9月30日放送)の冒頭で流れた『炎の夢―Flamberge』もそのひとつ。「ちょっと力強いアフリカンリズムが感じられる曲です。何ごとも明るい方向へ変えていく、強い喜美子の行動力や、スカーレットの赤の色など、すべてを兼ね備えたよう」と表現する。

第1回放送より、窯から吹き出す炎に驚く喜美子(戸田恵梨香)
第1回放送の冒頭より、窯から吹き出す炎に驚く喜美子(戸田恵梨香)

さらに第11回(10月11日放送)で中学生へと成長した喜美子ら幼なじみが登場するシーンの『エカルラート』も同じくメインテーマ。「温かさや悲しさ、切なさなど、女の子的な部分を表現したちょっとおしゃれな感じの曲。もとは歌詞をつけたかったのですが、とりあえず楽器だけにしてピアノソロなどいくつかのバージョンを録音しました」と説明する。

「最低でも60曲は必要だと伺っていましたから、全体のバランスを考えながらいろいろな曲を作っていきました。一番意識したのは、音楽単体としても十分に力を持った曲作り。いわゆるBGM になってしまうような曲は、あえて作っていません。映像と音楽がハマったときは、スゴイですよ。必ずみなさんの心をわしづかみにします(笑)」と自信を見せた。放送は、2020年3月28日までの全150回。

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