ものづくり日本の原点、正倉院宝物の数々
2019.10.30 6:00

今年10月の新天皇即位を記念し、天皇家が守り続けてきた「正倉院宝物」が東京・奈良で公開。その「ものづくり日本」の原点ともいえる1300年前のプロジェクトを解き明かす歴史ミステリー・NHKスペシャル『天皇が創った至宝~正倉院宝物が伝える日本誕生~』が、30日に放送される。

NHKが正倉院宝物を超高精細8Kカメラで撮影 (C)NHK
NHKが正倉院宝物を超高精細8Kカメラで撮影 (C)NHK画像一覧

1300年という悠久の時間を超えて残された正倉院宝物の数々。これまでこれらはシルクロードを渡って日本にもたらされたと考えられてきたが、最近の研究でその多くが日本国内で作られたことが明らかになってきた。

番組では、宝物を超高精細8Kカメラで撮影。すると、宝物に残された製作工程を示す痕跡を初めて映像でとらえることに成功。そこから浮かび上がってきたのは、日本で宝物を作る一大国家プロジェクトの存在だ。

プロジェクトを推し進めたのは、奈良の大仏を建立した聖武天皇。当時、日本は、巨大帝国・唐に対抗すべく、新しい国づくりを進めていた混迷の時期。宝物の国産化は、日本を生まれ変わらせようとする聖武天皇にとって、乾坤一擲だったことが見えてくる。

「東京国立博物館」と「奈良国立博物館」での特別展開催に合わせ、至宝の魅力をあますところなく伝える同番組。30日・夜10時半からNHK総合で放送される。

NHKスペシャル『天皇が創った至宝~正倉院宝物が伝える日本誕生~』

URL:http://www6.nhk.or.jp/special/

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