松井市長「避難者はすべて受け入れる」
2019.10.17 20:00

大阪市の松井一郎市長は17日、「大阪市役所」(大阪市北区)の定例会見で、東京・台東区の避難所ホームレス拒否問題について、「理解できない。大阪市ではすべての人を受け入れる」と明言した。

被災時の避難所について語る大阪市・松井一郎市長(17日・大阪市役所)画像一覧

このホームレス拒否問題は、台風19号が直撃した10月12日、被災した2人のホームレスが東京・台東区の避難所に訪れた際、「避難者カード」への記入を求められたが住所不定で書けなかったため、担当者に「区民以外は受け入れは困難」と拒否されたもの。その後、メディアにも大きく取り上げられ、同区の服部征夫区長は謝罪コメントを発表した。

松井市長は会見で、「(避難者は)すべて受け入れるべき。ホームレスを受け付けなかったことは、我々には考えられないこと。命の危険に晒されているのだから、定住者であろうと住所がない方であろうと、『命を守る』ために避難所が設置されている。どういう判断をされたのかよくわからない」と批判。

台東区同様、大阪市も避難者には住所や名前の記入を求めている。これに対して松井市長は、「これは避難者の身元を確認することで、その後の健康管理も含めてやっていくため。そのときに、住所や名前が出せない方、例えば海外からの旅行者などであっても、命の危険にかかわる大災害時には避難所に入っていただけるような体制を取っている」と説明した。

取材・写真/岡田由佳子

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