吉村知事、オール大阪で重大虐待ゼロ宣言
2019.8.8 12:30

大阪府の吉村洋文知事は7日、「大阪府庁」(大阪市中央区)でおこなわれた会見で、重大な児童虐待ゼロに向けて、オール大阪で取り組むことを宣言した。

定例会見で児童虐待ゼロの対策を語った大阪府の吉村洋文知事(7日・大阪府庁)画像一覧

現在、大阪府の相談対応件数は9年連続で全国最多の1万2208件。そのうち、児童を一時保護したケースは2362件になっている。府では2027年までの8年間で、児童福祉司を143人増員を予定。また、地域で身近に子育て支援に取り組む市町村や警察と連携したオール大阪体制で、「大阪児童虐待防止推進会議」を27日に実施する。

3児の父でもある吉村知事は、「とにかく悩んだら一時保護に積極的に介入する。虐待の通報のなかには、虐待をしてしまいそう、あるいはしてしまった親から『子どもを助けてほしい』という通報も多い。そして、親は自分を責める。子どもの保護と同時に、自責の念に駆られる親にも、相談員などを通じて支援したい」と語った。

また、今後は児童虐待を受けた子どもを、「里親」制度で育てていく重要性にも触れた吉村知事。「日本の児童虐待に対する考え方は今まで施設中心だったが、家庭的な環境で愛情をもって育ていける里親制度で進めることは今後のあるべき姿。里親をもっと普及させて、方向転換していきたい」と提言した。

取材・写真/岡田由佳子

大阪府

URL:http://www.pref.osaka.lg.jp

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