まんぷく、当初より鈴を含む3人の物語で
2019.1.6 10:00

世紀の大発明に向かって、ヒロイン・福子(安藤サクラ)と夫・萬平(長谷川博己)の奮闘が描かれる連続テレビ小説『まんぷく』。後半に入っても個性豊かに物語を支える母・鈴(松坂慶子)について、脚本家の福田靖がNHK大阪放送局のインタビューのなかで説明している。

かわいらしく母・鈴を演じる松坂慶子
かわいらしく母・鈴を演じる松坂慶子画像一覧

「日清食品」創業者・安藤百福とその妻をモデルに描かれる同ドラマ。福田は、「妻の仁子(まさこ)さんの子孫の方にお話を聞くと、人としてはすばらしい方だったようですが、物語を作る立場からすると、やはりなにか際立った特徴を求めてしまう。いろいろ伺うなかで、仁子さんのお母さまが『私は武士の娘です』という口癖のピシッとした方だったと聞き、それがヒントになりました」と話す。

「打ち合わせの初期に『鈴さんを含めて3人の話ぐらいのつもりで作ったらどうでしょうか?』と言ったとき、そこにいた全員が納得してくださったんです。夫婦2人の関係性だけに着目すると、夫唱婦随のありきたりなイメージに留まってしまいますが、そこに凛としたお母さまが関わることで、物語が立体的に浮かぶ」と、当初より鈴が重要な立場で描かれていることを明かした。

1階事務所にいる萬平(長谷川博己/左)と、その態度に腹を立てる鈴(松坂慶子)
1階事務所にいる萬平(長谷川博己/左)と、その態度に腹を立てる鈴(松坂慶子)。これを機に鈴は家出をしてしまい・・・画像一覧

また、「萬平さんは、『あったらいいな」とは誰も期待もしていないのに需要ゼロ、市場ゼロのインスタントラーメンを作り始める。スティーブ・ジョブズみたいなものです。だから、鈴さんはきっと萬平さんのやることについて『自分の理解を超えている』と思い続けるのではないか」と、鈴の心境を分析。

「鈴さんという設定を作った以上、もう最後の最後まで、萬平さんに『何なんだ!』って突っ込み続けたほうが絶対に面白い。萬平さんと福ちゃんは自らコメディを演じるわけじゃないけれど、鈴さんが加わることでコミカルになっていく。鈴さんは、そんな大事な役割なんです」と、これからも愛すべきかわいらしいキャラクターが貫かれるようだ。

連続テレビ小説 第99作『まんぷく』

日程:2018年10月1日(月)〜2019年3月30日(土)
URL:https://www.nhk.or.jp/mampuku/

  
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