朝ドラ・まんぷく、ヒロイン決定の裏側
2019.1.1 8:00

年が明け、後半のスタートが待ち遠しい連続テレビ小説『まんぷく』。表情豊かにヒロインを演じる安藤サクラの演技力に注目が集まるが、脚本を手がける福田靖がそのヒロイン決定の裏側を明かした。

安藤は、「いろいろな出来事があっても、よりパワフルに、より健やかに、より楽しく、その出来事をいい力に変えていくことができる、力のある女性」と福子を評する
安藤は、「いろいろな出来事があっても、よりパワフルに、より健やかに、より楽しく、その出来事をいい力に変えていくことができる、力のある女性」と福子を評する画像一覧

物語を作るにあたって、「まず『オリジナルにしますか? それともモデルを探しますか?』というところから打ち合わせをして、結果、モデルを探すことになりました」と、福田はその経緯を話す。

プロデューサーから挙がってきたモデル候補のなかで注目したのが、安藤百福さんの妻・仁子(まさこ)さん。「百福さんを調べれば調べるほど、成し遂げてこられた内容が素晴らしくて。インスタントの袋麺を作ったこと、カップ麺を作ったことは、本当に画期的だということで決定した」という。

ところが、「仁子さんに関しては本当に何も資料がない。『大宅壮一文庫』という雑誌の博物館でも検索しましたがヒット数はゼロ。本当に表に出てこない方なんです。この方を主人公にするということは、ほぼオリジナルの世界だなと。ちょっと異例のケースですよね。夫は波乱万丈にいろいろあるけれど、主人公は夫ではなく妻のほうですので」と話す。

そんなヒロインの選定には、「百福さんがインスタントラーメンを発明したのは46歳。カップ麺を発明したのは60歳。この物語のクライマックスは人生の後半にあります。そのため福子が10代から物語を始めるのは難しいと判断し、それに伴って、ヒロインは『30歳前後のフレッシュなイメージの女優さん』を」と、安藤サクラの名前が挙がったという。

「『その手があったか!』と喜んだものの、映画では癖のある役が多い印象で、どんな方なのか不安もありました。ですが初めてお会いしたとき、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いていらっしゃって・・・。その瞬間、その場がパァ〜ッと幸せな空気に包まれました。ずっとニコニコしていらして、『こんなかわいらしい人なんだ』」と、印象が変わったという。

「ココに立ってることがなんてありがたいことなんだろう」と家族の支えに感謝し涙を流した安藤(31日・NHK大阪放送局)
「ココに立ってることがなんてありがたいことなんだろう」と家族の支えに感謝し涙を流した安藤(2018年1月31日・NHK大阪放送局)画像一覧

「安藤さんは、『ヒロインを引き受ける覚悟がいる』と、母親になったばかりの現状を伝えるため赤ちゃんを連れてこられたようです。僕たちにしても、あらためてヒロインを安藤さんにお願いしたいと思う、良いきっかけになりました。このドラマでたくさんの人に愛される女優さんになってもらえたらと心から思っています」と安藤にエールを送った。後半は1月4日よりスタート。3日には特番も放送される。

連続テレビ小説 第99作『まんぷく』

日程:2018年10月1日(月)〜2019年3月30日(土)
URL:https://www.nhk.or.jp/mampuku/

  
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