10月2日からはじまるNHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』の出演者やスタッフ、総勢21名のインタビューをNHK大阪放送局が実施。第2弾として、ヒロイン・てんの母親を演じる鈴木保奈美のコメントが届いた。
鈴木が演じるのは、薬問屋・藤岡屋に嫁ぎ、父親と子どもの間でクッション役となるヒロインの母・しず。鈴木は、台本には書かれていない『裏設定』を自分で決めているという。「たとえば、娘のてん(葵わかな)と同じ女学校に通っていたんだろうなとか。てんが女学校の校長先生に叱られるシーンがあるのですが、『しずがいるころから、この先生は怖かったんだよね』なんて、みんなで話していました(笑)。内心『私、この校長先生知ってる。あのころから怖かった』って思いながら、母親として謝るシーンを演じました」という。
また、ほかにも裏設定はあるといい、「しずは(夫の)儀兵衛さんのことを、結構気に入っているんじゃないでしょうか。周りの人は『あんな無口な人、どこがいいの?』と思っているんだけど、『え? 結構いいと思うけどな』と娘時代から思っていたんです。だから『この人を婿に』と言われたときも嫌じゃなかった・・・と勝手に決めています(笑)。また、儀兵衛さんって実はしずさんに対して強く言うセリフが出てこないんですよ。1回だけ『お前がそれをやれ!』ってきつく言うシーンがあるんですが、しずさんはそれもちょっとうれしかった・・・という『裏設定』にしています」と笑う。
最後は、「ドラマ序盤の京都編では、藤岡屋の仲がよくて朗らかなところを観ていただけると思います。この先、てんちゃんは茨の道を歩んでいくことになるのですが、どんなときにも笑って乗り切っていける心の基盤を築いたのは、この家なんだなということを表現できたら。ぜひ、朝から笑ってください」とメッセージを送った。放送は10月2日~2018年3月31日、全151回。
日程:2017年10月2日(月)〜2018年3月31日(土)
URL:http://www.nhk.or.jp/warotenka/