京の和菓子ユニット解散、最後の展示
2015.12.29 20:44

京都でを拠点に全国で活躍する和菓子創作ユニット、日菓(にっか)が2016年の年明けに解散することを発表。最後の展覧会『日菓の十 クロージング展覧会』を1月1日から京都「ギャラリー モーネンスコンピス」で開催します。10年間の活動で、今までにない和菓子を生み出し、全国からも注目を集めた日菓。和菓子ファンには注目のファイナルです。

左から杉山さん、内田さん
左から杉山さん、内田さん画像一覧

内田美奈子さんと杉山早陽子さんの2人からなる日菓。最初の展覧会では『ようかんふたひねり展』として羊羹をテーマに、円の右上四分の一が欠けた羊羹「3時」が登場し、それ以降も箱いっぱいに詰めた「おしくらまんじゅう」、琥珀の「テトリス」など、斬新なデザインを披露。物語や日常の事象から着想を得た、くすっと笑える愛らしい意匠の和菓子をイベントなど発表。全国誌などで和菓子の特集が組まれるなどの和菓子ブームに一役買っていたといっても過言ではない存在になっていました。

3時(羊羹製)
3 時(羊羹製)画像一覧

「和菓子といってもマイナーなことをしているつもりだったので、受け入れてくれる人たちがたくさんいてくれたことがうれしくも驚きでした」(杉山さん)「食べてなくなることが面白さ。それが活動の記録として後に残るような書籍『日菓のしごと 京の和菓子帖』ができあがったことでひと段落つき、次の方向がお互いに見えた気がしました」(内田さん)と語った二人はそれぞれ、今後も「和菓子」にまつわる活動を行う予定。杉山さんは、既に活動中の「御菓子丸」を続けていき、内田さんは和菓子のイベント『甘党市』の企画運営など「つくる立場から伝える立場」になるそうです。

展覧会を行う会場は、2人が“育ての親”的と語り、今までの活動を支え、見守ってきた井上由季子さんが運営するスペース。井上さんの提案で10年を10日間に見立てて、10の展示台に和菓子を展示する予定とのこと。1日、2日、4日、5日、8日は喫茶日として、和菓子とお茶を用意(有料・限定数のみ。予約可)。日菓の活動の集大成、実物を見られる機会をお見逃しなく。

取材・文/松永大地

『日菓の十 クロージング展覧会』

期間:2016年1月1日(金)~10日(日) 会期中無休
時間:12:00〜16:00
場所:ギャラリー・モーネンスコンピス
料金:無料
問合せ:nikkakyoto@gmail.com
URL:http://kompis.exblog.jp/25090647/

  • facebook
  • twitter
  • はてブ

コメント

  • Facebook
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

エルマガジンが発行する本に掲載した“うまいお店“を簡単に検索できます。

関西で行われる展覧会やライブなどのイベント情報を探すことができます。