女性とその同伴者しか参加できない自転車イベント『たびーら宇治抹茶スイーツライド』(日本旅行主催)が9月13日に開催され、自転車&茶女子たちが京都・山城の茶畑を駆け巡った。
会場には自転車とスイーツ好きの女子やカップルばかり。「お茶」や「京都」というキーワードに魅了され、関東からの参戦組も。年齢も19歳から還暦を過ぎた夫婦までが参加、締め切りを待たずに早々に満員(定員160人)となった。
当日は約10人グループで走行し、前後には経験豊富なサポートライダーが女性たちをエスコート。どちらも茶畑を巡る、ゆっくり短めの距離を走る約30kmのポタリングコースと、約60kmのファンライドコースがあり、各エイドステーション(休憩所)には抹茶のエクレアやもちもち焙じ茶、抹茶大福にたけのこパイと抹茶スイーツが登場。さらには、グリーンティーや京のトマト茶とドリンクまで!
そんな甘い名のライドにも関わらず、ファンライドの茶畑ヒルクライム、標高300mを3.5kmで駆け上がる本格レーサーも苦戦する上り坂。あまりのキツさに8割が自転車を押して峠を越えるという、一般サイクリングにしては極めて珍しい光景も。初対面の参加者同士でも互いに本気で励まし合って走行。ゴールした瞬間、感極まって涙する人の姿も。
ゴール後は[福寿園CHA遊学パーク]内に用意された抹茶の石臼手引き体験。完走した女子同士、引きたての抹茶とスイーツをほおばりながら女子トークで盛り上がっていた。次回以降の開催は現時点では未定だが、大成功に終わった第1回だけに、第2回の開催にも期待が高まります。
取材・文/岡田由佳子