六甲アート、見逃し厳禁作品はこれだ
2015.9.29 16:49

神戸・六甲山上を舞台に開催中の『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2015』。アートの楽しさと六甲山の豊かな自然を満喫できると好評を博していますが、今年も魅力的なイベントに仕上がっています。そこで今回は、独断と偏見で選んだ「見逃し厳禁作品」をご紹介します。

まず、今年初めて会場に選ばれた旧六甲山オリエンタルホテル・風の教会。建築家・安藤忠雄さんの代表作の一つ「風の教会」で、八木良太さんが音の作品《Echo of Wind》を出展しています。ミニマルな空間に響く音を追う体験は、シンプルなのにとても豊か。今年の白眉と言うべき会心の展示です。

月岡麻友美《海、山へ行く》(会場:六甲オルゴールミュージアム)
月岡麻友美《海、山へ行く》(会場:六甲オルゴールミュージアム)画像一覧

六甲オルゴールミュージアム周辺の森の中では、月岡麻友美さんの《海、山へ行く》がおすすめ。イソギンチャクのような形をした小さな陶オブジェが森の中に点在しており、宝探し感覚で作品を探すうち、六甲の森の豊かさにも気付きます。

六甲有馬ロープウェー・六甲山頂駅では、林和音さんが《あみつなぎ六甲》と題した大規模なインスタレーションを展開。植物のツルやロープなどを編んで張り巡らせた造形で、増殖するツルが駅構内やロープウェーを巻き込んで行く様子が見ものです。

高橋匡太《star wheel simfonia》(会場:六甲ガーデンテラス)
高橋匡太《star wheel simfonia》(会場:六甲ガーデンテラス)画像一覧

そして「今年の六甲ミーツ・アート」は夜も楽しめます。六甲ガーデンテラスで日没から夜9時にかけて体験できる、高橋匡太さんの《star wheel simfonia》です。約100年前のオルゴールの音色に合わせて光の粒が降り注ぐ本作は、まさにロマンチックそのもの。カップルは必見です。

ほかにも素晴らしい作品がたくさんありますが、あとはみなさんが実際に六甲山に出かけて、アートや自然との出合いを見つけてください。なお、山上は平地より寒く、天候が急変するので、上着と雨具をお忘れなく。電車・バスでお出かけの方は、「六甲・まやレジャーきっぷ」などの周遊券を利用すると割安です。

取材・文・写真/小吹隆文(美術ライター)

『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2015』

期間:2015年9月12日(土)~11月23日(祝・月)・10:00~17:00 ※会期中無休
会場:六甲ガーデンテラス、自然体感展望台 六甲枝垂れ、六甲山カンツリーハウス、ほか
料金:大人(中学生以上)1,850円、小人(4歳~中学生)930円
電話:078-891-0048(平日10:00~17:30/会期中は土日祝は~18:00)
URL:http://www.rokkosan.com/art2015/

  
  • facebook
  • twitter
  • はてブ