後世に残したい鉄道遺構の企画展
2015.6.17 15:00

大阪・梅田にある「LIXILギャラリー/大阪」(大阪市北区)で、”鉄道遺構”にスポットを当てた企画展がスタートしました。いわゆるマニア向けではなく、鉄道ビギナーも楽しめる内容です。

タイトルの「鉄道遺構」とは、人々の脚となり、役目を終えて廃線となった跡地のことで、全国各地に多数存在しているんだそう。会場には、土木写真家・西山芳一さんが撮り下ろした遺構の写真や明治時代に馬車鉄道で使われていた車両のミニチュア模型、遺構を分かりやすく解説した映像作品など、約100点の資料を展示。利活用され今なお残る現在の姿と土地の背景を知ることによって、個々の遺構の多様性を再認識してもらうのが狙いだとか。

展示風景(魚梁瀬森林鉄道)
展示風景(魚梁瀬森林鉄道)画像一覧

注目は高知県の魚梁瀬(やなせ)森林鉄道。明治時代に開通した日本の林業の発展に欠かせない鉄道で、当初は木材運搬のみでしたが、次第に地域の人々の大切な交通手段としても活躍しました。昭和38年(1963)に廃線になったものの、地域の方々の働きかけにより残された遺構で、そのうち18物件が平成21年(2009)に、日本で初めて国の重要文化財に認定されました。

展示風景(大日影トンネル)
展示風景(大日影トンネル)画像一覧

個人的にもっとも惹かれたのは、昭和43年(1968)に役目を終えた山梨県の大日影トンネル。約1,000mも続く暗闇を抜けたあとの外光との美しいコントラストを切りとった写真に、すっかり心を奪われるはず。鉄道に興味がある方はもちろん、ビギナーさんにもおすすめです!

取材・文・写真/金本夕貴

「鉄道遺構・再発見」

期間:2015年6月5日(金)〜8月18日(火)
時間:10:00〜17:00 ※水曜休(8/12〜16休)
会場:LIXILギャラリー/大阪(大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪南館タワーA12館)
料金:入場無料
電話:06-6733-1790
URL:http://www1.lixil.co.jp/gallery/

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