斎藤工「大阪は虎影ファミリー」

2015.6.29 14:30

舞台挨拶に登場した(左から)西村喜廣監督、水井真希、斎藤工、芳賀優里亜、三元雅芸

(写真3枚)

現在公開中の忍者アクション映画『虎影』の大ヒットを記念して、斎藤工ら出演者と西村喜廣監督が、大阪市内で舞台挨拶を行った。

「フェロモン全開!」と、乙女の心を鷲掴みにする主演の斎藤工は、ひときわ大きな拍手と、黄色い声(悲鳴?)に迎えられ、「現在、大阪に住んでいるんですが・・・」と切り出し、「ウソです(笑)」と、お茶目な笑顔をのぞかせ、場内を沸かせた。

主人公・虎影を演じた斉藤工
主人公・虎影を演じた斉藤工

特殊造形・特殊メイクとしても、世界に名を馳せる西村喜廣監督(今夏公開の『進撃の巨人』では特殊造形プロデューサーを務める)は、「大阪と言えばタイガース!」と、トラのぬいぐるみを股間あたりに装着して登場。「映画も僕もツッコミどころ満載ですけど、大丈夫?」と問いかけると、温かい拍手が湧き起こった。

斎藤と夫婦役を演じた芳賀優里亜は、本番以外でのコミュニケーションは「ほぼゼロ」だったことを明かし、「本番中は、息子の虎月を介して家族になっていった感じ」と語ると、西村監督からは「それって、子どもを挟まないと会話できない夫婦の典型じゃん」と鋭いツッコミも。客席の笑いを誘った。

観客に手を振る斉藤工ら出演者と西村監督
観客に手を振る斉藤工ら出演者と西村監督

宿敵・鬼卍役の三元雅芸が「正真正銘、大阪生まれ大阪育ちです!」と挨拶をすると、共演の水井真希から「マサノリー!」とチャチャが入り、続いて監督、斉藤、まさかの客席男性からと、四段オチの”マサノリ・コール”が展開され、さすが大阪の舞台挨拶というノリを見せた。

ちなみにこの作品、最後に『虎影2』の予告篇が流れるのだが、そこには有名芸人の姿が!「2の撮影もされてるんですか?」の司会の問いかけに、西村監督は「あれは願望。何も決まってません(笑)。でも、作りたいと思ってるので、みなさんよろしくお願いします!」と頭を下げた。斎藤も「これは、大阪のために作ったと言っても過言ではない作品。客席のみんなはすでに『虎影ファミリー』の一員だから、その責任を果たして!」と、後押しすると、会場は大いに盛り上がった。

『仮面の忍者 赤影』を彷彿とさせるオマージュシーンも散りばめられ、思わずニヤリとさせられる『虎影』。見応えのある緻密な特殊造形の世界と豪快なアクションを堪能して。

取材・文・写真/hime

映画『虎影』

2015年6月20日(土)公開
監督:西村喜廣
出演:斎藤工、芳賀優里亜、しいなえいひ、石川樹、鳥居みゆき、ほか
配給:ファントム・フィルム
1時間34分
梅田ブルク7ほかで上映

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