神戸市立博物館、巨匠と名作がズラリ
2015.2.13 16:41

現在、「神戸市立博物館」(神戸市中央区)にて『チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで-』が開催されています。

本展は日本とスイスの国交樹立150周年を記念した企画で、同国の[チューリヒ美術館]が所蔵する、印象派からシュルレアリスムまでの西洋美術の名品74点を紹介。チューリヒといえばスイス第一の都市で、湖とアルプスに面した美観で知られています。しかし、10万点以上のコレクションを誇るこの素晴らしい美術館を知る日本人は、意外と少ないかもしれません。

モネの大作《睡蓮の池、夕暮れ》と、積み藁、国会議事堂のシリーズ
モネの大作《睡蓮の池、夕暮れ》と、積み藁、国会議事堂のシリーズ画像一覧

展覧会は、作家を紹介する「巨匠のコーナー」と、流派を紹介する「時代のコーナー」で構成されています。最大の見所はモネの《睡蓮の池、夕暮れ》でしょう。横幅が6メートルもあるこの大作は、夕陽に彩られた湖面の複雑な表情を見事に捉えており、作品の大きさも相まって絵の世界に包み込まれるような感動を味わえます。また、シャガールの《戦争》という作品もスケールの大きな作品で、観客を唸らせることでしょう。

スイスを代表する巨匠ホドラーの作品が6点も!
スイスを代表する巨匠ホドラーの作品が6点も!画像一覧

他にも、「フォービスム+キュビスム」の章でのピカソとブラックの共演、ムンクからドイツ表現主義のベックマンを経てココシュカに至る流れ、スイスを代表する芸術家である、ホドラー、セガンティーニ、ジャコメッティの展示など、見所を挙げたら切りがありません。

通常の展覧会では、メインとなる大作と共に小品やスケッチなどの資料が添えられますが、本展では出品作のすべてが巨匠で、しかもその作家の代表的なシリーズとなっています。それこそフルコースのディナーをいただいた時のように、見終えた誰もが幸福な満足感に浸れるはずです。

取材・文・写真/小吹隆文(美術ライター)

『チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで-』

日程:2015年1月31日(土)~5月10日(日)
時間:9:30~17:30(土曜~19:00、入場は閉館の30分前まで) ※月曜休(5/4開館)
会場:神戸市立博物館(神戸市中央区京町24)
料金:一般1,500円、大高生1,100円、中小生600円
電話:078-391-0035
※会期中に関連イベントあり、詳細は公式サイトにて
URL:http://zurich2014-15.jp/

  
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