東山魁夷が愛した美術品展
2015.2.27 16:38

JR京都駅直結の「美術館「えき」KYOTO」(京都市下京区)で、昭和を代表する日本画家、東山魁夷(ひがしやまかいい)が残した美術品のコレクション展が2月28日(土)から開催。期間中、清澄で深い情景描写で知られる巨匠がその審美眼で集めた美術品のほか、創作の源となった本人の下絵やスケッチも展示されます。

東山魁夷《スオミ》1963年 紙本着色 泉屋博古館分館蔵
東山魁夷《スオミ》1963年 紙本着色 泉屋博古館分館蔵画像一覧

第三回日展(1947年)の特選受賞作《残照》に代表されるように、日本の大自然を描写した作品を多く世に送り出した東山魁夷。文化勲章受章者でもある彼の作品は、無駄のない構成と繊細な色遣いで、まるで本物の原風景と対峙しているような気分にさせてくれるものばかりです。そんな彼が集めたコレクションは、日本の古典作品から、ヨーロッパ留学や旅先で出会った世界各国の美術品まで多岐に渡ります。

《官人立像》中国北朝鮮時代(5世紀)
《官人立像》中国北朝鮮時代(5世紀)画像一覧

今回のコレクション展では、ロダンやガレの名作をはじめ、江戸時代に描かれた《源氏物語図屏風断簡》などさまざまな美術品に加え、彼が生前愛用した貴重な絵具箱も展示されます。東山芸術を愛する人も、初めて彼の名前を知る人も、古今東西の美術品に触れてみてはいかがでしょう。

文/中 和久

『東山魁夷わが愛しのコレクション展 ―画伯愛蔵の美術品と、そこから拓けた東山芸術の世界―』

期間:2月28日(土)~3月29日(日) ※会期中無休
時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)
会場:美術館「えき」KYOTO(京都市下京区東塩小路町657)
料金:一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生 600円
電話:075-352-1111(代表)
URL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

  
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