ロフトプラスワンにウェブメディア集合
2015.1.20 11:40

映画情報サイト『キネプレ』の編集長・森田和幸さんの呼びかけで集まった関西のウェブメディア関係者によるトークイベント『2015関西ウェブメディア新年会!』が大阪・宗右衛門町の「ロフトプラスワンウエスト」で行われた。

パネラーには、地域のビジネス&カルチャーを発信するニュースサイト『なんば経済新聞』編集長の後藤大典さんと、『梅田経済新聞』編集長の和田京子さん、アメリカ発の口コミサイト『yelp』のコミュニティマネージャー・谷川周平さん、そして『Lmaga.jp』編集部からは服部 崇が参戦! Webメディアのメリット・デメリット、今後の展望や課題を語り合った。

左から、森田、和田、服部、谷川、後藤(敬称略)
左から、森田、和田、服部、谷川、後藤(敬称略)画像一覧

森田:ウチは”映画関連情報”のみのニッチなサイトだから、月間6〜7万ビューから先が伸びない!『Yahoo!ニュース』にあやかりたいんだけど、なんとか提携できないかなぁ。皆さん何か独自の工夫とか努力とか、あります?

後藤:『なんば経済新聞』は系列ネットすべてが、『Yahoo!ニュース』と連動してるけど、あの膨大な記事の中で、新着としてトップ面に表示される時間を少しでも長くするために四苦八苦・・・8時投稿が今のところベストタイミング。でも、月間10万UUってすでに限界値かなと。あとは、動画の配信を始めたんです。グリコ看板のニュースとか、静止画で見てもつまんないじゃない?で、これが1万回再生されたんです

森田:新聞も変わってきましたよね。『神戸新聞』は新聞よりもフランクな記事をウェブのためだけに書いて、カメラマンもそれ用に写真を撮ってる

服部:『神戸新聞』は震災時の写真をARアプリ(今見えているリアルな風景に、情報を重ね合わせて表示できる技術)を使って配信したりしてますよね

谷川:あー。『yelp』にもAR機能あるのに、僕もぶっちゃけ使ったことないなぁ。うちは、大阪ではやっと一年生。やれることはまだ小さいけど、リアルに強い自負はある。それを他メディアと絡ませられたらいいなと思ってます

和田:ウチも、担当地域が狭い分、町の仕掛け人がだいたい友だちというのが強み。何か面白いことしたいねって言ってるんです。あとは、世間では、まとめサイトやキュレーションサイトの勢いがあるから、それを利用しつつ、自分たちできっちり取材して、コツコツやっていきたいです

服部:あと、書き手の強化も必要。Webライターってわりと軽く見られがち。誰でも書けると思われてるというか。でも、実際は、ヴィジュアル込みで読ませることができる雑誌に比べて、Webは文章と写真が分離しているから、内容で読ませなきゃいけない。そういう意味でWebの文章は、起承転結を逆からいく新聞のスタイルがいい

などなど。2時間半に及ぶ尽きない話題に、デジタルメディアの課題や、今後へのヒントもザクザク。客席では、真剣な顔つきでメモを取っている方も多数おり、業界の底上げに一役買ったようだ。Webにしか出来ない連携プレーを、これから期待したい。

取材・執筆・写真/hime

  
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