大阪の野外フェス、感染者ゼロを報告「前に進んで行きたい」

2020.9.16 09:15

間隔をとるための柵が設けられた『RUSH BALL 2020』のスタンディングエリア(8月29日・30日/泉大津フェニックス)

(写真5枚)

全国で野外フェスや音楽イベントが新型コロナウイルスの影響で軒並み中止となったなか、8月29日・30日に「泉大津フェニックス」(大阪府泉大津市)で開催された『RUSH BALL 2020』。2週間経ち、実施報告書が公開された。

参加を関西圏在住者に限定し、1日の入場者数は5000人まで(例年の最大キャパは3万人)。WEB問診票の記入や大阪コロナ追跡システムの登録、入場時の検温など、ガイドラインに沿って感染対策を徹底したうえで開催された同フェス。柵が張り巡らされたスタンディングエリアの写真は、SNSで「なにこれすごい」「運営の本気度を感じる」など話題となった。

[Alexandros] やSiM、キュウソネコカミ、Creepy Nutsら総勢19組が2日間にわたって出演し、発声によるコール&レスポンスや声援はなかったものの、拍手やジェスチャーで会場がひとつになるなど盛り上がり、大盛況のなか幕が閉じた。

そして14日、フェス実施から2週間が過ぎ、開催地である大阪府泉大津市において、イベント開催によるクラスターもなく、参加者が実行した大阪コロナ追跡システム導入による関係機関からの問い合わせはなかったと、主催のイベンター・グリーンズが報告。

「RUSH BALLは大阪において野外フェスの新しい携わり方を模索しましたが、全国・世界的な『音楽・フェス』の自由度のある愛し方を、さらに追求すべく有志と共に情報を共有しながら前に進んで行きたいと思っています。引き続きライブをともに実体験していきましょう!」とコメントした。

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