覚醒間近の注目女優、小松菜奈「女優業は中毒性がありますね」

2016.2.26 12:05

話題作への出演が次々と決まっている女優・小松菜奈

(写真5枚)

女の子が憧れる、理想的なお人形フェイス。女子中高生から絶大な人気を誇るモデルの小松菜奈だが、2014年の映画『渇き。』(中島哲也監督)でスクリーンデビューするや、女優としての覚醒っぷりに大きな注目が集まっている。

2月27日に公開される映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』ではヒロインを演じ、コメディエンヌとしての才能も開花。以降も話題作への出演が次々と決まっている女優・小松菜奈の素顔に迫った。

写真/木村正史

「ずっとそういう役なのか不安になるときも」(小松菜奈)

映像化不可能といわれた映画『渇き。』について、中島監督に「小松菜奈との出会いが、映画化を決意させた」と言わしめた彼女。天使のようなルックスと笑顔で周囲の人々を堕としていく娘・加奈子を演じ、『日本アカデミー賞』ほか、数々の新人賞を総ナメにした。あまりに衝撃的なキャラクターでのデビューに、実は戸惑いもあったという。

「『渇き。』ですごく大きな役をやらせていただいて、周りからも『良かった』と言っていただいたんですけど、ほかの役をやっても、そのイメージが強いみたいで。わたしは、ずっとそういう役をやっていかないといけないのかなって、不安になるときもあって・・・。いつも同じ役だったら、この子って、こういう役しかできない。こういう演技しかできないって言われちゃうと思うし。自分はとにかくいろんな役を演じてみたいし、振れ幅がある役を演じる方が絶対に面白いと思うんです」(小松)

『渇き。』以降、映画『近キョリ恋愛』では超クールな天才女子高生を、映画『予告犯』ではラーメン屋の女性店員を、映画『バクマン。』では声優志望のヒロインを担ってきた彼女。今回の『黒崎くんの言いなりになんてならない』での役どころは、中島健人、千葉雄大演じる2人の美男子に翻弄される女子高生・赤羽由宇。地味な自分を変えるため「転校デビュー」したヒロインをユーモアたっぷりに演じきった。

©「黒崎くんの言いなりになんてならない」製作委員会

「2人のイケメンキャラが強いので、負けないように頑張らなきゃって演じてました。ドタバタ動くコメディの役、実はやってみたかったんです。私、ちっちゃい頃から、よくボケたりするんですよ。お母さんを笑わせたりするのがすごい好きで。たとえば、お母さんがごはん作ってるときとか、おばあちゃんの真似をして、『今日のごはんはなんだい?』みたいなことを言ったり(笑)」(小松)

「昔からしゃべるのがとにかく好きなんです。今回の月川監督も自由にやってみて、という方だったので、どうしたら面白くなるだろうっていろいろ考えました。由宇ちゃんは(悪魔級ドS男子「黒悪魔」)黒崎くんのいないところで反抗したりするシーンが(映画の前に放送された)ドラマでも描かれてるんですけど、由宇ちゃんだったらこうするかも!? とか、いろいろが浮かんできて。頭のなかで広げていくのが楽しいんです」(小松)

映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』

2016年2月27日(土)公開
監督:月川翔
出演:中島健人、小松菜奈、千葉雄大、高月彩良、岸優太、ほか
配給:ショウゲート

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