辛坊治郎氏「事故の原因は鯨ベーコン」

2016.1.12 22:09

熱烈トークで自身の事故を語った辛坊治郎氏(12日・大阪市内)

(写真3枚)

『アポロ13』『ビューティフル・マインド』で2度のオスカーに輝いたロン・ハワード監督の最新作『白鯨との闘い』(1月16日公開)。その特別試写会が12日に大阪市内でおこなわれ、サプライズ・ゲストとしてキャスターの辛坊治郎氏が登場した。

この映画の原作は、小説家ハーマン・メルヴィルの名作『白鯨』に隠されてきた真実を描いたサニエル・フィルブリックの小説。巨大なマッコウクジラに襲われて沈没した捕鯨船・エセックス号の乗組員たちの壮絶なサバイバル劇を描き、世界中を震撼させたノンフィクション作品だ。

サプライズ・ゲストとして登場した辛坊氏は、「誰も知らないと思いますが、実は2年半前に船を沈めてるんです」と、自虐ネタでトークをスタート。2013年、ヨットによる太平洋横断にチャレンジしている最中、鯨に衝突されてヨットが浸水。10時間近く漂流し、海上自衛隊に救出されたのは誰もが知るところだ。

司会を務めたのは、鉄ドルとしておなじみの斉藤雪乃
司会を務めたのは、鉄ドルとしておなじみの斉藤雪乃(12日・大阪市内)

キャスターという職業に加え、実際に「九死に一生を得た」体験だけに、その臨場感あふれるリアルな事故当時の状況、その後の脱出劇に、これから映画を観る観客たちも思わず引き込まれた様子。それを見た辛坊氏は、「今日はみなさんに僕が味わったものと同じ恐怖を味わってもらえるのが、うれしい」と笑顔で映画をPRした。

また、司会者から「太平洋横断の再チャレンジ」を問われた辛坊氏は、「(事故の)原因は分かってるんで、今度は大丈夫。前ね、ホントの話、出航の前に鯨のベーコン食べたんです。それ以来、鯨断ちしてますから、もう恨まれることはないはず」とコメント。続けて、「実は準備は整ってます。行こうと思えば今日でも明日でも行けます」とも。とはいえ、日本中を騒がせた救出劇を反省して、「今度行くなら周囲に迷惑をかけず、ひっそりと行きます」と控えめに宣言した。

映画 『白鯨との闘い』

2016年1月16日(土)公開
監督:ロン・ハワード
出演:クリス・ヘムズワース、ベンジャミン・ウォーカー、ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画

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