エヴァ新幹線、庵野秀明監督「500系ならやる!」と実現

2015.11.7 15:00

新大阪駅を出発する「500 TYPE EVA」(7日・新大阪駅)

(写真4枚)

遂に始動したJR西日本の山陽新幹線の「500 TYPE EVA」。その出発式が11月7日、JR新大阪駅・20番のりばでおこなわれ、車両をデザインした山下いくと、エヴァの版権管理を行うグラウンドワークスの神村代表らが出席した。

今回のプロジェクトについて神村代表は、「JR西日本さんからお話をいただいて、庵野秀明監督、スタッフ、みんなして“500系ならやる、やる!と飛びつきました。大阪は30年ほど前、庵野監督らがアマチュアグループを立ち上げた場所。そこを突飛だと言われた紫の物体が走り抜けていく。20年前に庵野監督、山下さんらが作り上げた、非常に意欲的な作品であるエヴァンゲリオンを、山陽新幹線40周年の記念碑的なモニュメントとして活用していただけて、ホントにうれしい限りです」と感慨深げに語った。

「SF、アニメ好きにはたまらない直線的なデザインが今回の企画のキモ」と語った神村代表
「SF、アニメ好きにはたまらない直線的なデザインが今回の企画のキモ」と語った神村代表(7日・新大阪駅)

そして、メカニックデザイナーの山下いくとは、「ホームに新幹線が入ってきたときに、みなさんワァ~と思ったでしょうが、僕も同じです。デザインさせてもらいながら、えらいことやっちゃったなと(笑)。500系はもともとかっこいい新幹線。庵野監督も大好きで、こんな未来的なカタチの新幹線はないと思います。不思議な違和感が向こうからやってくるのをフワッと見てもらえれば、僕はそれで満足です」とコメントした。

また、報道陣から「弐号機、3号機の予定は?」と聞かれたJR西日本の堀坂営業本部長は、「1年半の運行を見まして、また作っていただきたい」と、初号機の活躍に期待を込めた。運行は2017年3月までの予定。博多駅~新大阪駅を1日1便往復する。

『新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト』

期間:2015年11月7日(土)〜2016年3月(予定)

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