石原さとみ「すごく情熱を捧げた作品」

2015.9.4 21:20

女優・石原さとみ

(写真2枚)

その実写化について論争が尽きない映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』。そのなかでネットで賞賛の声を集めているのが、兵器班長・ハンジを演じた石原さとみのハマりっぷりだ。巨人を倒す執念があまりにも強いため、ほかの兵士とはアプローチが異なり、マッドサイエンティストな一面をもつハンジ。役作りに情熱を注いだ石原さとみに話を訊いた。

「すごく情熱を捧げた作品だったから、評価していただけるのは、すごくうれしいです。完成したものを初めて観たとき、日本映画の力というか、それを作り上げた樋口監督をはじめ、スタッフのみなさんは本当にすごいと思いましたし、その作品に参加できたことが本当にうれしかった。やっぱり、あのスピード感や圧倒されるような映像って、日本映画では観たことないから、そこには注目して欲しいなって思いますね」

映画の撮影中、人気キャラクターを演じることに不安がいっぱいだったと語る石原さとみ。しかし、クランクアップ後に撮影したdTVオリジナルドラマ『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙』(第一話の主役がハンジ)では、ハンジをものに出来たのか、「好きに演じさせてもらった」と笑顔で振り返った。

「(映画)本編のときは、ホントに(ハンジ像を)探ってましたね。不安や怖さのなかで撮影してましたし。それが全部終わってからドラマの撮影だったので、ホント、好きに演じさせてもらったというか(笑)。ハンジが好きだから、このセリフを言いたいから、やらせてもらってるような。もう、かなり主観が入ってます。監督にはたくさん相談しましたね(笑)。もう、ドラマ版は漫画のまんまです。ハンジの好きな(漫画の)カットを実写化したような(笑)」

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』<br />© 2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 © 諫山創/講談社
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
© 2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 © 諫山創/講談社

9月19日に公開される後篇は、新たに構築された物語。VFXを駆使した巨人の戦闘シーンのほか、ネットでも話題となっていたオリジナルキャラクターが及ぼす物語の行方にも注目だ。

「巨人の戦いぶりですかね。やっぱり私は巨人がメインだと思うので、バトルのシーンはすごく迫力あるし、ワクワクするし。そのあたりはぜひ観てもらいたいです。あと、どこでハンジ出てくるんだってところにも注目して、観て欲しいかな(笑)。新しい『進撃の巨人』として、諫山さんが伝えたかったものも後篇に詰まっていると思うので、前篇を見た方は必ず後篇をみて、自分なりの答えを導き出して欲しいです」

写真/渡邉一生

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』

2015年9月19日(土)公開
監督:樋口真嗣 特撮監督:尾上克郎
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、石原さとみ、ほか
配給:東宝 PG12

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