“食とくらしのDIY”がコンセプトのライフスタイルショップ、「TODAY’S SPECIAL」が自由ヶ丘、渋谷に続く３店舗目を「京都BAL」（京都市中京区）に８月21日、オープン。オリジナルのマルシェバッグや水筒は度々品切れが続くほど人気で、関西では待望の展開となる。

「オリジナルグッズが人気になってしまったため、ロゴグッズ的なショップに思われていることも多いですね。作り始めたきっかけは、こんなものがあったら皆さんの日々の暮らしが楽しくなるかも･･･と思ったところから。例えばマルシェバッグは、市場で好きなものをたくさん買えるように大きなサイズにしています」とはバイヤーの中塚基宏さん。そのデザインは実にシンプル、マルシェバッグは生成りのコットンに手書き文字で店名が描かれたものだが、ライフスタイルにこだわりがある人やファッションに敏感な人が多く反応し、SNSなどで広まり大人気となっているのだ。

こちらのメインアイテムは食材、食器、ガーデニング、ファッション、ケアアイテムなど、国内外から集めた暮らしの商品。今回のオープンにあたっては”京都でわくわくするもの”を探すため、中塚さんは京都に長期滞在し、街をくまなく巡ったそう。京都で愛されている老舗に加え「京都在住のスタッフも知らなかった」という、小さくても想いがこもっている個人店の商品も揃っている。例えば、紫竹の「CIRCUS COFFEE」や元田中「WEEKENDERS COFFEE」のコーヒー豆、西陣の「UCHU wagashi」など･･･さすがの目利きっぷり。

また、ワークショップやウィークエンドマーケットなども定期的に開催。｢先生は京都の方々を中心に、いろいろ企画しています。商品を選ぶ時に作り手さんからお話をお伺いするのですが、興味深い内容ばかりで。この想いをお客様にも直接お聞きいただければと思い実施しています」と広報・金内美穂さん。９月には京都の老舗「うね乃」が教えてくれるおだしと季節のレシピのワークショップや、紫竹の「CIRCUS COFFEE」と「bread house Bamboo」がコーヒーとパンのマルシェを行ったりする予定。また新たな目線を通じて、改めて京都の魅力を知るきっかけにもなりそう。