大阪・中崎町のカフェ「フクロウコーヒー」のフクロウのフク社長、猫のマリモちゃんの仲良しショットがＳＮＳで拡散し、２匹の友情をひと目見るために世界中からお客が訪れています。

「フク社長とマリモが出会った時に、キスをしたんです。偶然撮れた写真をＳＮＳにあげたところ想像以上に広がって。今やヨーロッパ、アメリカ、ブラジル･･･と世界中からいろんな方が訪れます。気付けば海外からのお客ばっかりの時も、特になぜかニューヨークからが多いですね。みなさん大喜びで、もうずっと眺めて数時間はうっとりされています」とは、店主のナガハラリツコさん。

大の動物好きなナガハラさんが、約１年前にカフェをオープンする際、１人では寂しいからと、飼いフクロウのコキンメフクロウのフク社長を連れてきたのが「フクロウのいるカフェ」として有名になるきっかけ。そして、今年の６月にニューフェイスのスコティッシュフォールドのマリモちゃんが加わり、その仲良しぶりからさらに評判に。

「マリモが今よりもずっと小さく、フク社長に母性本能（性別は分からないのですが）が目覚めたのか、クチバシでマリモを毛繕いしてあげたり離れませんでしたね。そして、今はマリモの方が大きくなったのですが、フク社長のことをペロペロと舐めたり、変わらずベッタリです」と、見ると昼寝しているマリモちゃんの隣でギュッとおしつぶされそうになっていながらも、動じないフク社長。

すでにテレビの取材も立て続けに入り、今秋以降には写真集が数冊出版予定と、ますます人気になる予感だ。そこで、今は１、２階でカフェ営業を行っているのだが、３階をリノベーションして猫カフェとして９月中旬にオープン。「もっとみんなに触れあってもらえるように、フクちゃんもマリモもお引っ越しします」と１階のカフェで２匹の姿を楽しめるのはそれまでとのこと。その代わり、実はもう１匹の人気もののフトアゴヒゲトカゲのフックンを主役に、は虫類系が増える予定だとか。ますます動物好きにとってたまらない場所となりそうだ。