3年ぶりの「うるう秒」明石で挿入式

2015.6.18 21:51

2012年の「うるう秒」挿入時の様子

(写真3枚)

1日の時間を1秒だけ長くするという「うるう秒」。今年3年ぶりに、7月1日の午前8時59分59秒と午前9時0分0秒の間に午前8時59分60秒を挿入する「うるう秒」が実施されることに。「明石市立天文科学館」(兵庫県明石市)の親時計では、その瞬間を見学できるだけでなく、なんと抽選でその「1秒」挿入スイッチを押すことができるそう!

1972年に始まり、今年で26回目の「うるう秒」。実は地球の回転速度にはムラがあり、それによって原子時計という非常に正確な時計によって刻まれている「国際原子時」と、地球の自転などに基づく「天文時」の2つの時間には徐々にズレが。それをプラスマイナス0.9秒の範囲に入るように調整するのが「うるう秒」なのです。

たった1秒・・・と思うかも知れませんが、多くのコンピューターは「国際原子時」と同期しており、このコンピューター社会においては思いも寄らないトラブルを引き起こす可能性も。

全世界で一斉に行われる「うるう秒」。2012年に開催された際、参加者は「貴重な体験ができて嬉しい」と盛り上がったそう。こんな機会、人生でなかなか無いので、やってみたい! という方は応募してみては(詳細は公式サイトにて)。締切は20日までなので急いで!

「1秒」を自動挿入するところが多いが、ここでは手動
「1秒」を自動挿入するところが多いが、ここでは手動

「うるう秒挿入作業」

日時:2015年7月1日(水)・8:30〜9:00
場所:明石市立天文科学館(明石市人丸町2-6)
電話:078-919-5000
※応募締切は6月20日(土)(往復はがき、もしくはホームページにて)

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