先日、大阪のお笑いのメッカ［吉本新喜劇］のステージに突如、哀川翔が借金の取り立て役として登場。その横に品川庄司・品川ヒロシも並び、奇妙な音楽と共に舞台をダッシュしたのは、ゾンビメイクをほどこした宮川大輔。思いがけないゲストに観客は拍手喝采した。

この３人が現れたのは、まもなく公開される映画『Ｚアイランド』の宣伝の一環。監督・脚本をつとめたのは品川ヒロシ、哀川翔にとっては芸能生活３０周年を記念した主演最新作となっている。

吉本の舞台とはいえ、哀川翔が笑いをとるなんて･･･と思いきや、開口一番「ミキティー！」と絶叫、会場は大爆笑に。その笑いの多さに「え～ね～、なんでもウケて」と茂造じいさんも、やきもち発言でそれに続く。極めつけは、「アニキー！　前から好きやったー」と島田珠代が哀川翔に抱きつき、上半身から下半身、そしておなじみの「チーン♪」。最後は股間の香りをかいで「マイナスイオン♪」と、これには哀川翔も小声で「何これ？」と呆然となった。

吉本新喜劇の舞台は初めてだった哀川翔は、「昔、ステージをやっていたころの寸劇を思い出した。『チーン♪』は知らなかったので怖かった」とコメント。品川ヒロシも初舞台らしく、宮川大輔ともに「翔さんと舞台に出れて良かったです」と語った。

映画『Ｚアイランド』は、哀川翔の芸能生活３０周年を記念したオリジナル作品で、謎の島を舞台にした、後戻り無しの超絶アクション・エンタテインメント。５月１６日より公開される。

取材・文・写真／宗久篤司